第14回 メッセンジャーナース総会に参加して(山口県防府市 2025年11月1日)


11月1日(土)、山口県防府市で開催された第14回メッセンジャーナース総会に参加してきました。
昨年、私自身がメッセンジャーナースとして認定されてから、初めての対面参加です。
皆さまにお会いできる期待と、初参加の緊張とで胸を高鳴らせながら会場に入りました。


メッセンジャーナースは、2010年10月に誕生しました。
長年培ってきた看護の〈心とわざ〉を活かし、求める人々と医療の懸け橋となって「納得のいく生き方」を支える――そんな姿勢を共有する看護師たちが全国から集まり、会場は熱気に包まれていました。
フォローアップセミナーのロールプレイ、シンポジウム、午後のフォーラムでの15人の活動報告、そしてミニシンポジウムなど、充実したプログラムでした。
地域や病院の外で活動するナースの実践発表を、自分の現状と重ね合わせながら聞き入りました。

そのなかで、ミニシンポジウムでの患者会の方のお話がとても印象に残っています。
心には3つの層があり、その中の「見せたいけれど見せるには勇気がいる壁」をどう越えるか――そこが私たちの大きな仕事であり〈わざ〉を必要としているのだと改めて感じました。
また、「がん告知を受け、知識も助言もないまま治療を受ける孤独」について語られた言葉が胸に残りました。それは、私が〈お守りナース〉を始めるきっかけとも重なります。
「がんの治療は、長い長い階段を登り続けるようなものです」という一言にも深く頷きました。
その隣で伴走していくにはどうすればいいのか――容易ではないけれど、その役割を果たしていきたいと、改めて思いました。
村松静子さんの講演〈つないで、つむいで、作ろう、未来の看護を〉では孤独死の増加に触れられ
「ACPや相談室は定着してきたが、私たちは本当に心に届く看護をしているだろうか」と問いかけられました。
その言葉に深く共感し、改めて“看護の原点”を見つめ直す時間となりました。
総会は、私にとって非常に刺激的で、あたたかい一日でした。


今回の山口行きには、もうひとつの目的がありました。
高齢の母を連れての、小さな里帰りです。
山口は私の故郷でもあります。
「メッセンジャーナースの総会に出席するために山口に行く」と伝えたところ、母が
「いっしょに行って、最後の里帰りをして親戚に会いたい」と言いました。
親戚に声をかけると、母の生家に大勢が集まり、にぎやかな時間を過ごしました(そのため、懇親会には出席できませんでしたが、次回はぜひ参加したいです)。
総会から帰ると、母が懐かしい顔ぶれと楽しそうに話しており、「連れてきてよかったな」としみじみ思いました。

総会パンフレット

大阪・豊中市と吹田市を中心に活動しているお守りナース ににふにでは、
少人数のご利用者さまと長く関わりながら、心と暮らしの両面を支える看護を行っています。
この総会で得た学びを、これからの訪問やサポートの中に少しずつ活かしていきたいと思います。
「あなたと〈いっしょに、一番いいかたちの暮らしを作る〉」という言葉を胸に、ひとつひとつの出会いを大切に重ねていきます。



〔お守りナース ににふに〕
高齢者の訪問見守り×伴走型支援を自費看護サービスで行なっています。
ご希望や状況に合わせて、今後の関わり方を一緒に考えます。

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